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【プレイ記】どばきん編 第16話

お送りしているプレイ記の中で、たまに差し込まれる地の分だとか、
文末のプチ用語集とかでそれっぽいこと書いてますけども。
何分にわかファンが設定やら世界観やらをお勉強しながら書いてるので、
間違ってる可能性もあります。間違ってたらゴメン。


○前回のどばきん!
 グレイビアードから「最後の試練」を受け渡された主人公。
 だが、明らかになった事実に心中は穏やかではいられなかった。


☆注意☆
・ネタバレを含む可能性大です。
・RP風味という特性上、多少の創作が混じりますが、ゲーム内容から大幅に逸脱はしません。




===

テスラ 「はー、空が近いだけあって、陽射しがきっついね」

リディア 「……あの、従士」

テスラ 「どうしたの?」

リディア 「……いえ、なんでも」

blog_tesla_117.jpg

リディアは確信していた。テスラが無理をして普段通りに振舞っていると。
その原因が肉体的なものか、それとも精神的なものかまでは分からなかったが。
この時、リディアはリディアで苛立ちにも似た歯痒い思いを内に抱えていた。
重荷を背負う、かつてそう宣言したにも拘らずそれが出来ていない自分に対して。

二人がそれぞれそんな状態だったために、道中に交わされる会話は少なかった。
そんな雰囲気とは裏腹に下山は実に順調に進み、日が沈むより前に村に到着することができた。

blog_tesla_118.jpg

テスラ 「……あれ? もう見えてきた」

リディア 「思っていたよりも早く着きましたね」


~イヴァルステッド~


テスラ 「」ハァ

リディア (お疲れなのか、それとも……)

テスラ 「あ、ちょうどいいところに」トテテテ

リディア 「?」

テスラ 「おじさん。荷物置いてきたよ」

クリメク 「おお、無事戻ったか」

リディア 「ただいま戻りました」

クリメク 「随分登っただろう?」

テスラ 「うん、結構あったね」

blog_tesla_119.jpg

テスラ 「いや、そんな悪いよ」

クリメク 「いいからいいから。ほら」

blog_tesla_120.jpg

テスラ 「」

リディア 「」

クリメク 「?」

テスラ 「おじさん、桁間違えてない? ゼロ一個多くない?」

クリメク 「いや、そんなことはないぞ? 改めて、歩きまわってもらったお礼を言うよ」スタスタ

テスラ 「……」

リディア 「得した、と思っておきましょうか」

テスラ 「山賊のアジトに乗り込んでさー、何人も山賊を千切っては投げ千切っては投げしても、100Gとかなのに」

リディア 「むしろそっちが安すぎると思うんですけどね」

テスラ 「なんだかなー、同じハゲなのにこの違い」

blog_tesla_121.jpg

リディア 「執政は悪くないですって。それにクリメクさんはハゲというほどハゲてませんよ」


~同日夜 宿屋「ヴァイルマイヤー」~


テスラとリディアの二人は、ちょうど夕暮れ時ということもあり、
ホワイトランへは翌日戻ることにし、イヴァルステッドの宿屋に入った。
そして夜、食事等の片づけを終えたリディアが部屋に戻ると、
ベッドの上で所在なさげに座っているテスラの姿があった。

やはり内には不安を抱えているのだろう。
ドラゴンボーンということを除けば、歳相応の女子なのだから。
その不安を消し去ることはできなくとも、せめて共有することができたら。
リディアは意を決してテスラに声を掛けた。

blog_tesla_122.jpg

リディア 「お疲れですか?」

テスラ 「あ、いや……疲れもあるんだけど」

リディア 「?」

テスラ 「私って、結局何なんだろと思って」

リディア 「……」


竜の血脈。ハイ・フロスガーでグレイビアードが言っていた言葉だ。
テスラは竜の言語を読み取り、驚異的な速度でシャウトを習得し、さらには
ドラゴンの魂を吸収することで本来不死の存在である彼らを「殺しきる」ことができる。
全て竜神アカトシュの血による祝福、言い換えれば、テスラの内に流れる竜の血による力だ。
これはつまり、テスラが「単に特別な力を持っただけの人間」に留まらないということになる。

人の身でありながら、竜の血を持つ者。
人の姿をした竜と表現してもいいのかもしれない。
テスラが操る力は本来ドラゴン族が持つものなのだから。
この事実は彼女を悩ませる原因となっている。
亡き両親も、彼女自身は会ったことはないが祖父母も、ただの人間だった。
祖先に偉大な英雄や戦士が、ましてやドラゴンがいたという話など聞いたことがない。

さらにテスラを悩ませている事案がもう一つある。
グレイビアードはドラゴンの復活とドラゴンボーンの出現は無関係ではないと言っていた。
確かにこの二つの事象が同じ時期に発生することが、絶対偶然と考える人間のほうが少数派だろう。
テスラがスカイリムを訪れたことによりドラゴンが復活した、と受け取ることもできる。
(勿論これは一方的な見解であり、身に覚えのない彼女からすれば言い掛かりもいいところだ)

結局、これまで普通に生きてきた少女が受け入れるにはあまりに重い現実であった。
グレイビアードにも道を示すことはできても目的地まで示すことはできないと言われた。
目的地とやらを自分で考えようにも、思考はまとまらず答えは出ない。
自分は何者で、何をすべきで、何を目指せばいいのか。

「ねえ、リディアさんから見て私って何に見える?」

テスラは、誰かに問わずにはいられなかった。


リディア 「私には分かりませんよ」

テスラ 「……だよね」

リディア 「だって私は、従士のことをそんなに詳しく知りませんから」

テスラ 「言われてみれば……お互いのことってそんなに話したことないね」ヨイショ

リディア 「もしよろしければ、教えてくれませんか? 従士のこと」

テスラ 「いいけど、私だけってのはなんか卑怯だ」

リディア 「いいでしょう。私も体重以外ならなんでもお答えしますよ」

テスラ 「サイコロとかないかな? それ振って"何の話"とか」

リディア 「残念ながら賽はないですね」


それから随分と長い間、二人は話し込んでいた。
これまであまり話題に上ることのなかった互いの生い立ちや、
過去の思い出を、まるで自分の人生を逆再生していくかのように。

「えっ、出身はシロディールだったんですか!?」

「えっ、言ってなかったっけ!?」

夜も更け、そろそろ休もうかという空気となったころ、テスラがなにやら
言いにくそうな様子で話を切り出した。

「あの、さ……私のお願い、一つ聞いてくれないかな」

「一つと言わず、なんでも仰って下さい」

リディアの返答に、テスラはちょっとほっとしたような表情を浮かべる。
もっともテスラは、リディアがこう答えるだろうことは分かっていた。
分かっていて、敢えてああいった問いかけをした自分は卑怯だな。
内心で少し自嘲しながら、テスラは続ける。

「従士、って呼び方。変えれない? 堅苦しいというかこそばゆいというか」

「ではなんとお呼びすれば?」

「いいよ。名前呼び捨てで」

「それはダメです」

きっぱりと返された。いかにもリディアらしい返答だった。
気のおけない仲になりつつあるとは言え、リディアは「仕える立場」なのだ。
その辺りの分別の付け方は、職務に対して常に真摯な彼女らしいと言えるだろう。
が、当然テスラは不満だった。

「えー……じゃ、そっちが決めてよ」

「そうですね」

堅苦しさを感じさせず。
かといって最低限の礼儀も忘れず。
それでいて軽く呼び合えるような呼称。

リディアは少し考え、一つの結論を出した。


リディア 「それではこうしましょう。これからは」

テスラ 「なになに?」ワクテカ

リディア 「お嬢」ドン

テスラ 「」

リディア 「と呼ばせて頂きます」

テスラ 「……あ、そんなに悪くないかも」

リディア 「すっかり遅くなってしまいましたね。今日はこれでお開きにしましょう」

テスラ 「そうしよっか」

テスラ (リディアさんと話してたら、なんか気楽になってきたなー……ありがたやありがたや)ゴソゴソ

リディア 「早速ですがお嬢」

テスラ 「うん?」

リディア 「一人で抱え過ぎないように。傍にいる私の身にもなってください」

テスラ 「……ごめんね、なんか。リディアさんってなんというか」

リディア 「?」

テスラ 「おばあちゃんって感じがするね」

リディア 「」

テスラ 「この包容力というか、そういう感じの」

リディア 「せっ、せめて例えるなら姉か母にしてくださいよ! 母でも不満ですけれども!」

テスラ 「おやすみー」ゴロン

リディア 「ぐぬぬ……」

リディア (普段の調子に戻ってくれましたね)

blog_tesla_123.jpg

――To be continue!


※プチ用語集(主観込み)
・むしろそっちが安すぎる
 →どういう訳か、首長直々のご依頼よりもそこいらの住民から受けた雑用の方が
  報酬が高いことがたまにある。とはいえ、実際のところはピンキリ。
  例えば、ホワイトランで受注できるあるクエストの報酬は2ゴールド。
・シロディール地方
 →前作の舞台。位置的にはスカイリム地方の南でタムリエル大陸の真ん中。
  気候が穏やかで、多様な種族が生活する国際色豊かな土地だった、前作では。
  言うまでもなく「主人公がシロディール出身」というのは脳内設定です。

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