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【プレイ記】どばきん編 第19話

この頃のリディアさんはまだバニラの戦化粧を使っていて、
登場人物紹介に貼ってある画像とは印象が違うと思います。
あのリディアさんに進化するのはもうちょい先です。


○前回のどばきん!
 無事モーサルに到着し、宿に入った主人公一行。
 いよいよウステングラブ探索へと出発する。


☆注意☆
・ネタバレを含む可能性大です。
・RP風味という特性上、創作が混じりますが、ゲーム内容から大幅に逸脱はしません。




===


~翌日~


リディア 「?」

リディア (腕に微かな違和感が……なんでしょう。戦闘に支障がなければいいのですが)

テスラ 「……うん」

リディア 「どうしました?」

テスラ 「実際に試したから言える。腕枕はやっぱりいいや」

リディア 「」ブフッ

テスラ 「やっぱりリディアさんの鍛え上げられた二の腕は固くて」

リディア 「わっ、私が寝てる間に試したんですか!?」

テスラ 「うん、興味本位で」

リディア (微かな違和感の原因はこれですか……)

リディア 「と言いますか、そんなに固いですかね……」ムニムニ

テスラ 「ちょっと力入れてみて」

リディア 「え? えぇ」メコッ

テスラ 「ほら」

リディア 「力入れたら誰だってこうなりますよ!」

テスラ 「えー、ならないよ。蚊も刺せないでしょ、これ」ツンツン

リディア 「刺せます!」

テスラ 「でもいいじゃん。今日これから行くところは蚊多そうだしさ」

リディア 「ですから刺せますし、それに力入れっぱなしって訳にもいかないでしょう」

テスラ 「それもそっか。あ、女将さんどーもー」

ジョナ 「また来てねー」

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テスラ 「おっ、いい天気」

リディア 「昨夜の吹雪はどこへやら、という感じですね」

テスラ 「よかったね。吹雪の中で湿地帯を歩くなんてウンザリしちゃうし」

リディア 「ではそろそろ向かいましょうか」

テスラ 「よーし、張り切っていこう!」


~同日 ハイヤルマーチ地方 モーサル北部~


ハイヤルマーチ地方、首府モーサルから少し北上すると海に面した塩沼地帯に出る。
この一帯はリーチ地方から流れてくる大河川、カース川がいくつもの支流に分かれ流れ込み、
広大なデルタ状の沼地を形成している。雨も多いため、一年を通じて湿気も多い。
その気候風土から、多様な植物や菌糸類が非常に豊富に自生している。
錬金術に精通し、自前で薬を作成・売却する人間には宝の山にも見えるだろう。
当然、錬金の心得があり、自分用の薬を調合しているテスラも――


テスラ 「おぉぉ! すごいすごい!」

リディア 「どうしたんですか?」

テスラ 「デスベル! こんなにわんさか生えてるの初めて見た!」ブチッブチッ

リディア 「ちょっ、ちょっと、それ何に使うんですか」

テスラ 「え? 薬の材料」ブチッブチッ

リディア 「これから遺跡に潜らなくてはいけないのに、荷物を増やしてはダメですよ」

テスラ 「えー」ブチッブチッ

リディア 「それぐらいにして。今日の帰りか明日の朝にでも採りに来ましょうよ」

テスラ 「しょうがないなぁ」

リディア 「気を取り直して、ウステングラブを探しましょう」

テスラ 「よし。気をつけて、ここかなり滑りやす」ツルッ

  ズコー

リディア 「だ、大丈夫ですか!?」

テスラ 「お尻打ったぁ……! わ、割れたかも」ジンジン

リディア 「元からでしょう。沼地ですからね。苔や濡れた岩で滑りやすいから気をつけてください」

テスラ 「それを今言おうとしたのに」

リディア 「あ」

テスラ 「?」

リディア 「いえ、お嬢が今お尻で着地したところに」

テスラ 「へ?」

マッドクラブ 「」チーン

テスラ 「……蟹さん、ゴメン。岩に擬態してたから気付かなかった」

リディア (なんか満足げな死相に見えるのは気のせいでしょうか)


~しばらくして~


リディア 「ふんっ!」ザンッ

野良魔術師 「見せ場なし、かよ……」バタッ

テスラ 「人が住みついてるってことは……」

リディア 「雨風が凌げる場所があるってことですね。つまり」

テスラ 「遺跡か洞窟がある……ここがウステングラブ、かな」

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リディア 「気を付けてください。何が出てくるか分かりませんから」

テスラ 「……うん、大丈夫。行こう」

<ギィィィィ バタン


~ウステングラブ~


ウステングラブの入口は天井の高い広大な空間となっていた。
テスラの脳裏にかつて単身探索した遺跡、ブリーク・フォールが浮かぶ。
あの遺跡もウステングラブと同様に、入り口付近は広大な空間だった。
先に進もうとする二人だったが、それよりも早く異変に気付く。
少し奥、物陰の向こうから怒号と爆発音が聞こえてきたのである。

blog_tesla_147.jpg

テスラ 「……リディアさん」

リディア 「ええ。何かいますね」

テスラ 「闘ってるのかな? 手を貸すべきだと思う?」

リディア 「……まだなんとも言えません」

テスラ 「もう少し近づいてみよう」コソコソ

リディア 「慎重に、ですよ。お嬢は重装派だから音立てやすいんですから」コソコソ

テスラ 「そんなことないよ」ガションガション

リディア (言ってる側から……)


二人は物陰に身を隠し、足音を潜めて少しずつ奥へと進んでいく。
やはり戦い、それも多人数対多人数が争っているらしいことが分かる。
テスラはある程度近づいてところで、顔だけを出して様子を伺った。

「山賊と……魔法使い?」

「縄張り争いですか」

ならず者同士のケンカか、と納得しかけたところでテスラの目にある光景が写る。
魔術師風の男が呪文を唱えると、彼の足元から数体のスケルトンが姿を現した。
更に、既に倒された山賊の死体をも操り、かつての仲間である山賊に立ち向かわせている。
死者を蘇らせ使役する反魂の術、それを操るのはただの魔術師ではない。

「死霊術師……!?」

「厄介ですね」

リディアが静かに唸る。死霊術は死者をも自分の先兵とする。
つまり、死体の数がそのまま術師の兵力になるということだ。
戦況を見るに、山賊チームはこのまま押し切られるだろう。
彼らの死体が「使える状態」であれば、殊更厄介と言える。


リディア 「お嬢、突入しましょう」

テスラ 「え?」

リディア 「このままだと、おそらく術師側がここを制圧します。そうなると厄介です」

テスラ 「……そっか。あの人は死霊術を使う。自分が倒した山賊をそのまま……」

リディア 「それに加え、ここは霊廟です。死体など存分に確保できるでしょう」

テスラ 「ちょっとズルっぽいけど、今なら両方とも消耗してる」

リディア 「ええ。"私たちにとっては"今が最大のチャンスです」

テスラ 「じゃ、3つでね。……3、2、1」

リディア 「」チャキッ

テスラ 「」ダッ


テスラとリディアは使い慣れた剣と盾を構え、一息に物陰から飛び出していった。

「そこまでだーーーー!!」

「!? な、なんだ貴様ら!?」

予想だにしなかった第三勢力の出現。
これは術師チームと山賊チーム、双方を動揺させるには十分だった。
初手はとった、あとはこの優勢を保ったまま押し切るのみ。

「お嬢は死霊術師を! 彼を倒せば使徒も力を失います!」

「おっけー!!」

「てめぇら! 関係ねぇなら」

山賊はそこまで叫んだところで、走りこんできたリディアに(文字通りに)蹴散らされた。
リディアが山賊の相手をしている間、テスラは術師側の方に切り込んでいく。

「くそ……スケルトン! 俺を守れ!」

テスラの眼前に3骨のスケルトンが飛び出してくる。
だが、今の彼女にとってそれらは最早敵ではなかった。

「邪魔!」

数秒の内、たったの数撃でスケルトンはその骨を辺りにバラバラに撒き散らされた。
なおも術師に向かわんとするテスラだったが、突然二方向から放たれた
別々の魔法に足を止められる。

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「うわあちちちち冷たい冷たい冷たい!!」

死霊術師が直前で放った氷の魔法、さらに山賊チームに炎の魔術師がいたらしい。
なんでこんなときだけ垣根を越えたチームワークを発揮するのか、テスラは内心で
嘆きつつも、魔法をやせ我慢で無視しながら死霊術師に向けて剣を振りかぶる。

「ひ、やめ」

それが彼の今際の言葉となった。
薄手のローブのみの装備で、テスラの刃を防げるはずもない。
この時点で勝負は決まったようなものだった。
二人は消耗した残党をなんなく片付け、一息つく。


テスラ 「大丈夫だった?」

リディア 「ええ、あの程度、敵ではありません」

テスラ 「にしても……派手にやっちゃったね」キョロキョロ

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リディア 「術師と山賊に私たち、三つ巴でしたからね」

テスラ 「入って早々これだもんなぁ……じゃ、とりあえず奥に行こう」

リディア 「えぇ、気を付けて進みましょう」


~ウステングラブ深部~


遺跡に入ってすぐ、ならず者の抗争に巻き込まれ出足をくじかれた形だったが、
それ以降は実に順調に歩を進め、遺跡の探索を行うテスラとリディア。
道中、ドラウグルやスケルトンに襲われたが、二人にとって脅威には程遠い。

「死者よりも生者の方が怖い、ってね」

「何気に深いセリフですね」

ある程度進んできたところで、二人は同時に息を呑む。
遺跡の内部とは思えないほど、広大な空間に出てきたのだ。

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リディア 「すごい……こんなのは初めて見ました」

テスラ 「遺跡の中にこんな空間があるなんてね」

リディア 「あそこから下に行けそうですね」

テスラ 「行ってみよう。落ちたらイチコロだから、気をつけてね」

 :
 :
 :

テスラ 「……あ!」

リディア 「?」

テスラ 「あれってもしかして……」

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リディア 「何かあったんですか?」

テスラ 「リディアさん、一番下まで行ってみよう」

リディア 「? え、えぇ」


何か見つけたらしいテスラは、リディアを急かして大空洞の最下部を目指す。
幸い、壁沿いに道があったため最下部へは難なく到達することができた。
何処からか太陽光が光線状に差込み、神秘ささえ感じさせる大空洞最下部。
そこにあったのは、ブリーク・フォール墓地にも存在した「ワードウォール」だった。

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「これは? 文字のようなものが刻まれていますが」

「そっか。リディアさんは見るの初めてだっけ」

テスラはゆっくりと壁に近づく。あの時と同じだ、と感じる。
今にして思えば、自身のドラゴンボーンとしての運命が本格的に動き始めたのは、
あの壁の前だったのかもしれない。あの壁が最初の"言葉"を教えてくれたのだから。

「これね、竜の言語なの」

「あっ……なんか見覚えがあると思ったら、ハイ・フロスガーで」

「前にも一度だけ、別の場所で見たことあるんだ。この壁が私に教えてくれる」

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壁の一部が淡く光っている。テスラを導くかのように。
テスラがそこに近付くと、光の奔流となって壁から噴出し、彼女を包み込んでいく。
リディアは呼吸すら忘れそうになるほどにその光景に目を奪われていた。

(普段のお嬢を見てると忘れそうになりますが……これがドラゴンボーンの力……)

やがて光はゆっくりと、空間に吸われるように霧散していく。
後に残されたのはテスラとリディア、そして光を失ったワードウォールのみだった。


テスラ 「Feim!」

リディア 「え?」

テスラ 「今覚えた言葉」フンス

リディア 「わぁ!?」

テスラ 「?」

リディア 「お嬢、かっ、身体が!」


身体が、と言われたテスラは反射的に自分の両手に目をやった。
そこには確かに見慣れた自分の手が存在している。
ただし、その向こう側の景色が透けて見えていたが。

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テスラ 「おおおおおお!?」

リディア 「こ、これシャウトの力ってことですよね?」

テスラ 「で、でなかったら、なに? 私、実はとっくに死んでるけど生きてるって思い込んでた?」

リディア 「それは困ります!」

テスラ 「そっか……ヘルゲンのあの時、実は私は」

リディア 「お嬢、気を確かに!」

テスラ 「あ、戻った」

リディア 「戻りましたね」

テスラ 「これは……どう活用すればいいんだろう。夜中にリディアさんの寝室に行くとか?」

リディア 「やったら怒りますよ!」


~しばらくして~


テスラ 「ありゃ? 進めないね」

リディア 「何か開ける仕掛けがあると思いますが」

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二人は少し先に、頑丈そうな鉄格子で閉じられた通路を見つけた。
しかも鉄格子は二重三重に閉じられており、力技でどうこうできそうもない。
こういった場合、そう遠くない場所に通路を開く仕掛けがあるケースが多い。
テスラは「なにかなー」と呟きつつ、ゆっくりと前へ進み出た。
と、その時、横にある石が赤い光を放ち始めた。
それと同時に、荒々しい金属音を立てながら鉄格子が上がる。

「あー、そういうこと?」

「みたいですね」

仕掛けはあっさり判明した。

blog_tesla_156.jpg

テスラ 「この石の前を通れば、あの鉄格子が開くってことだね」

リディア 「石は3つ、で鉄格子は3枚ですか」

テスラ 「これなら簡単だね。一気に駆け抜けていけばいいんだ」

リディア 「お嬢、まさかやるつもりですか?」

テスラ 「うん、だって他に方法ないじゃん」

リディア (何か忘れてるような……)ウーン

テスラ 「せーの……はぁっ!」ダッ

  ポワン ポワン ポワン

テスラ (やっぱり、3つ光って鉄格子が全部開いた! このまま!)

<ガシャコン

テスラ 「あ、閉じ」

  ベチーン

リディア 「あぁ……」

テスラ 「は、鼻、鼻ぶつけた」ジンジン

リディア 「普通に走っては間に合いませんか」

テスラ 「どうすれば……」

リディア 「……あっ」ピンポン

テスラ 「何か思いついた?」

リディア 「あれじゃ駄目ですか? ハイ・フロスガーで伝授された」

テスラ 「……あぁぁ! そっか! ちょっと試してみる!」


テスラは先程と同様、一つ目の石の少し手前に立ち、呼吸を整える。
そして鉄格子に閉ざされた通路に向け、全力で走り始めた。
一つ目、二つ目、三つ目と石が赤い光を放ち、鉄格子は全て上がり通路が解放される。
その瞬間をテスラは見逃さなかった。

「Wuld!!」

言葉を発したテスラは、風の如きスピードで狭い通路を駆け抜けた。
2回目にして仕掛け通路の突破に成功したのである。


テスラ 「やった成功!……って」

テスラ 「私だけ来てもダメじゃん」

リディア 「大丈夫ですよ」

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テスラ 「わっ!? あ、あれ? どうやって」

リディア 「お嬢が通り抜けた後、全部開きました」

テスラ 「……突破されたら解放するんだ。潔いんだね」

リディア 「この遺跡を設計した人のポリシーかもしれませんね」

――To be continue!


※プチ用語集(主観込み)
・カース川
 →スカイリムの南東、リーチ地方を南から北へ抜け、最終的に
  ハイヤルマーチ地方に抜ける大河川。全体的に流れは激しい。
  ちなみに川の長さではホワイト川に負ける。
・デスベル
 →現実世界におけるスズランによく似た見た目と性質を持つ花。
  モーサル北部の湿地帯にこれでもかと生えている。
  テスラが喜んで採取したのは、高く売れる薬が作れるからである。
・マッドクラブ
 →スカイリムのあちこち、主に水辺で会える巨大なカニ。
  ノコギリガザミと呼ばれる実在のカニである。(ここまで巨大ではないが)
  フィールドで休息やクイックムーブができない場合、大抵こいつのせい。
・死霊術
 →死者の蘇生や魂の利用を目的とした魔術。
  その性質が性質だけに、あまりいい印象は持たれていないらしい。
  前作のシロディールではそもそも禁術とされていた。
・Feim
 →竜の言語で「幽体」を意味する、「霊体化」を構成する言語の一つ。
  その効果は、作中でテスラが使ってみた通りである。
  実はあの状態になると一切ダメージを受けない。
  その代わりに自分も攻撃できなくなる。(攻撃すると解除される)

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初プレイで慣れてない頃、この旋風の疾走必須のところで超苦戦した覚えがあります。造りは単純ですけど、キャラの向きが重要ですよねw
夜中にリディアさんの寝室に行って何をす(ry
[ 2013/06/20 21:56 ] [ 編集 ]
すみません、名前間違えました(´∀`;)
上のコメントは自分ですw
連投失礼しました(TДT)
[ 2013/06/20 21:59 ] [ 編集 ]
>soba_one様
このプレイ記を書いてて思い出したのが、初めてこの仕掛けに挑んだとき、
一つ目の石を過ぎた時点で「旋風の疾走」を発動しちゃってました。
当然通れず、なんでだよーといいながら何回もやってたのはいい思い出ですw

寝室に行くのは、そりゃロングなヘアーのカツラと白いワンピースで、
仕上げにこのシャウトを使えばきっといいドッキリが!
私なら気絶します、たぶん。
[ 2013/06/21 09:26 ] [ 編集 ]
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